タングステン・モリブデン・タンタル 他

タングステン、モリブデン、タンタルなどの高融点金属は、「レアメタル(希少金属)」と呼ばれる材料で、極めて高い融点と耐熱性、機械的強度、化学的安定性を兼ね備えているのが特長です。
一般的な金属では対応できない高温下や腐食性の強い環境下でも安定した性能を発揮するため、最先端の産業分野で広く利用されています。

当社ではレアメタルを用いた精密部品や高温炉構造材、ヒーター部材、遮熱板などの製品を設計・製造しています。
近年ではレアメタルの供給が不安定になるケースもあるため、信頼性の高い調達ルートの確保とともに、安定供給体制の構築が重要です。
工業炉業界で培った加工技術を活かし、最適なレアメタル製品をご提案いたします。

タングステン
非常に高い融点(約3,400℃)を持ち極めて優れた耐熱性を備えています。 高い硬度と密度(約19.3g/cm³)、低い熱膨張率、優れた熱伝導性・電気伝導性も特長です。 高温下での構造材料として使用されており、真空炉部品、ヒーター、電極、放電管、放射線遮蔽材など多様な用途があります。

モリブデン
融点は約2,620℃と高く、優れた耐熱性と加工性を持ちます。 タングステンに比べて密度が低く(約10.2g/cm³)、レアメタルの中では加工性に優れているため、精密部品の材料として利用されています。 高温下でも形状安定性が高く、真空炉のヒーター部材や構造部品、自動車部品、航空機部品などに広く用いられています。

タンタル
融点は約3,020℃と非常に高く、優れた耐熱性と機械的強度を持っています。
化学的に非常に安定しており、酸や塩基などの腐食性環境に対して耐食性を示すことから、化学プラントの配管や電子部品などに広く利用されています。
生体適合性が高いため医療機器にも用いられています。

その他取扱材料:TZM、インコネル、ハフニウム、ニオブ、レニウム、チタン

事例紹介

真空炉、焼成炉部品
・ヒーター
ファインセラミックス、合金
・ホットゾーン
構造部品、遮熱板、棚板

半導体
・スパッタリングターゲット

単結晶育成
・ヒーター
・ルツボ

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